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犬の膀胱結石の摘出手術

今回は犬の膀胱結石の摘出手術を行いましたのでご紹介させていただきます。


11歳のパピヨンの保護犬さんが、「おしっこが出ない尿道閉塞)を繰り返す」とのことで保護されました。


レントゲン検査と超音波検査を確認すると、膀胱内(赤丸)に多数の結石と、尿道内にも結石(矢印)が詰まっていました。


レントゲン検査:膀胱結石と尿道結石
レントゲン検査:膀胱結石と尿道結石
超音波検査:結石と砂
超音波検査:結石と砂

また、尿検査で膀胱の細菌感染や結石の種類を確認していきます。


今回の症例さんは尿中に細菌感染をおこしていました。

結石の成分はストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)でした。


ストラバイト結石/結晶は、食事療法により溶解可能です。

しかし、多数の結石を溶解するのは難しく、時間もかかるため、一度、手術により膀胱内の結石を摘出、その後、食事療法による再発予防を行っていくこととしました。


細菌感染を起こしていたため、抗生剤の内服や膀胱洗浄により、膀胱をきれいにしてからの手術となります。


手術前と手術後の画像検査を比較すると、結石がすべて摘出されたのが分かります。


手術前のレントゲン画像
手術前のレントゲン画像
手術前の膀胱:洗浄・抗生剤の内服により濁りが解消
手術前の膀胱:洗浄・抗生剤の内服により濁りが解消
手術後のレントゲン画像
手術後のレントゲン画像
手術後の膀胱:再発なく経過中
手術後の膀胱:再発なく経過中

摘出した結石
摘出した結石

今後は、療法食を継続して再発の予防をしていきます。


膀胱結石は大きくなる前に発見することで食事療法のみで治療できる場合もあるので、定期的な健康診断をおすすめいたします。






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