ウサギのフケ(ダニ感染症)
- 平和の森AnimalClinic
- 2024年11月10日
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今回はウサギのダニ感染症についてご紹介させていただきます。
ウサギのダニ感染症はツメダニやズツキダニ、ヒゼンダニという種類のダニの寄生により引き起こされます。
ツメダニへの感染が最もよく起こります。
ダニの感染原因は感染したウサギさんとの接触によることが多いです。
ツメダニ症の症状として、痒みや脱毛、痂皮やフケが見られるようになります。
特に背中での発生が多いです。
検査はセロハンテープを用いて、ダニを検出していきます。
治療は、ウサギさんでも安全に使えるダニの駆虫薬を使用していきます。
ダニの駆虫薬は卵に効果がないため、数回の駆虫が必要となります。
そのため治療期間は3ヶ月ほどかかります。
近年では背中に垂らすスポット剤が使用されています。
当院でも、ウサギさんのフケからダニが検出されることが増えてきました。
お話を聞くと、ウサギのペットホテルを利用している方が多いです。
*実際に検出されたダニとダニの卵の写真
他のウサギさんとの接触の可能性がある場合や、ペットホテルの利用時には、ダニの予防をしてあげてくださいね。
また、ウサギさんに安全に使えるお薬は限られていますので、ご相談いただければと思います。