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犬の前十字靭帯断裂整復術(TPLO術)

更新日:1月18日

今回は、犬の前十字靭帯断裂に対して行った整形外科手術(TPLO術)を行ったのでご紹介させていただきます。


前十字靭帯は膝関節の中にあり、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(膝下の骨)を繋ぐ靭帯となります。

膝関節を安定させ、膝関節屈曲時、脛骨の前方への移動を制御しています。


先天的な骨格の問題や、膝への負担により前十字靭帯が切れてしまうことがあります。

靭帯が切れてしまうと、痛みなどから足をうまく使えなかったり、足を挙げて歩くようになります。


診断は、触診レントゲン検査にて行います。

今回の症例では、屈曲時に左足の脛骨が前方に変位してズレているのが分かります。




治療は、整形外科的な手術となります。

今回は、大型犬のためTPLO手術(脛骨高平部骨切り術)を適応としました。

この手術は、脛骨の一部に骨切りを行い、関節部の角度を変え、プレートで固定することで、膝関節屈曲時にも大腿骨と脛骨が安定するようにしていきます。

また、TPLO手術は、術後の歩行までの回復が早く、運動機能の改善がもっとも良い方法とされています。

ただし、骨を切っているため、完全な骨の癒合や回復までには3ヶ月ほどかかります。


術後のレントゲン画像では、膝関節の屈曲時にも脛骨の上に大腿骨が位置するようになりました。


術後1週間で、手術した足を使い、歩けるようになってくれました。

これからリハビリを頑張って、元の生活に戻れるようにしていきます。


当院では、専門的な整形外科手術も対応しておりますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。




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