猫の全臼歯抜歯
- 平和の森AnimalClinic

- 1月11日
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今回は猫の全臼歯抜歯を行いましたのでご紹介させて頂きます。
1歳の保護猫さんで、保護時より「歯茎の赤みと口臭がある」とのことでご来院されました。
若齢性歯肉炎と診断し、内科治療を行いましたが改善が乏しく、抜歯治療を行うことになりました。
猫の若年性歯肉炎はウイルス感染や自己免疫異常などが関与していると考えられています。
抗生剤や消炎剤、免疫増強剤での治療での改善が乏しい場合、抜歯をすることで免疫反応が抑えられ改善する場合が多いです。
抜歯方法には、全ての歯を抜く全顎抜歯と、奥歯をすべて抜く前臼歯抜歯に分けられます。
今回は、臼歯(奥歯)での炎症が強く認められたため、全臼歯抜歯での治療を行いました。
処置前の状態では、歯石は少ないですが、歯茎は赤く腫れています。


抜歯中の様子では、すでに下顎の骨が溶かされて歯根が見えていました。

抜歯を行い、歯肉を縫合したところです。


術後も翌日から食事をしてくれました。
抜歯後、1ヶ月後の様子です。縫合糸がまだ残っていますが、縫合部分の離開や赤みの再発はなく過ごしてくれています。
また、口臭や口のねばつきも改善してくれてました。


猫ちゃんの歯肉炎や口内炎は、内科治療のみでは改善しないことも多く、その場合には抜歯処置が必要となります。
気になる症状がある場合には早めにご相談いただければと思います。














